漢文修験道

第

問

不
二
常
ニハ
後
一レ

レ
時
ニ
。

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不常～
①読み

つねニハ～[セ]ず

②意味

・いつも～するとは限らない
文法：否定

正解：

いつも遅刻するというわけではない。

常には時に遅れず。

重要度：

★

文法：否定

問題解説

「不常」は「いつも～するとは限らない」という意味を持ちます。
これは部分否定とも呼ばれます。

※「全部否定」と「部分否定」
　部分否定とは…「いつもは無いけど、有るときもある」です。
　全部否定とは…「いつも無い」です。
　上記2つは部分否定が「不常」、全部否定が「常不」という使い分けがされます。

※部分否定の「常」の送り仮名は「つねニハ」なので、白文を書き下す際には間違えないようにしましょう。

いつも遅刻しない。

全部否定の訳になっています。
「不常」は部分否定です。

　～以下茶番～
【全部否定と部分否定の違い】

　①部分否定での会話
先生「最近、遅刻せずに来てるか？」
ぼく「いつも遅刻するというわけではない。」
先生「遅刻するときもあるってワケやな？」

　②全部否定での会話
ぼく「いつも遅刻しない。」
先生「偉すぎ」

もう遅刻しない。

「もう～ない」は「不復」です。

※「不復」の意味
「不復」は2種類の意味があります。
①「二度と～しない、もう～しない」
②「決して～しない」（否定を強調する）

必ずしも遅刻しないとは限らない。

「必ずしも～とは限らない」は「不必」です。

※「不必」と「不常」
　どちらも部分否定の訳になります。
①「不必」＝「必ずしも～とは限らない」
②「不常」＝「いつも～とは限らない」

いつも遅刻するというわけではない。

正解です。5日間で4日遅刻してそう。

いつも遅刻しない。

もう遅刻しない。

必ずしも遅刻しないとは限らない。

いつも遅刻するというわけではない。

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